⚫︎狭小住宅を広く住まうために工夫した事

我が家の場合は... 間取り 狭小住宅

子供が巣立った 50代だから出来る事

子育て時代には難しかった事を思い切って出来るのが50代の家づくりです。
狭いスペースを心地良く暮らすにはどうしたら良いか、を重点に考えました。

部屋数を減らす

子供達が独立したことで個室の必要がなくなったので、スペースを広くとることを優先しました。

私達夫婦の寝室は、寝る時だけリビングを区切るようにした洋室4畳半。

昼間は吊り扉を開けはなしてリビングを広います。
クローゼットの厚み部分に引戸の扉がピッタリ収まる仕様です。

これにより、扉を開ければ2階は階段部分以外はワンフロア仕切り壁無しの19.5畳の全面リビングになります。

寝具はベッドでなく布団にして、押入れサイズのクローゼットにしまったいます。

布団の上げ下ろしは面倒ですが、健康のためには良いかもと思っています。

壁付けキッチン

子供が小さい時には、便利だったカウンターキッチン。

子供のキッチンの侵入を阻止できたり、リビングで子供の様子を見ながら料理が出来たり、コンロ周りの手入れが行き届いていない時でも、気にせずリビングに客人を招き入れられたりとメリットは沢山ありました。

でも、いかんせんスペースを取りすぎるのが難点。

マンション当時、カウンター内のスペースは3畳ほどもありました。

キッチン内には冷蔵庫2台と大型の食器棚を置いていましたが、新居ではこの3畳分をリビングスペースに回すために壁付けキッチンを選択しました。
そしてキッチン自体の大きさも敢えて標準より小さめにしてもらいました。

オープンなキッチンは仕切るのが難しいので、子供が小さいと調理中はやはり危険かと思います。
でも、そんな心配がない大人ばかりになった我が家はこれでオーケーです。

配膳も調理中の動線もうんと楽になりました。

将来孫が出来たら、と思うとちょっと心配ですが...(笑)
キッチンのこだわりはこちらで細かく書いています。↓
https://yuchanyuchan35.blogspot.com/2024/08/blog-post_23.html

食器棚をやめた

マンションの時には、背の高い大きな食器棚を置いていましたが、戸建てへの引越しを機に思い切って食器棚をやめてみました。

子供用の食器や、普段使いの安っぽい食器は全部処分して、大事にしまっていた「来客用」にしていた食器やグラスを箱から出して日常使うことにしました。

食器類は、システムキッチンの収納と吊り戸棚をフルに利用して収納しました。

手が届かないので、使わないものを仕舞い込む場所になりがちなキッチンの吊り戸棚ですが、標準の高さより少し下げてもらうことで使い勝手が良くなりました。
案外収まるものですよ。

リビングの天井高を限界まで高く、カーテンは天井付けに

天井が高いと、部屋って広く見えますよね。

建替え前の実家は、昔の建物にありがちな低い天井が難点でした。         

建替え後は、ほとんどの時間をリビングで過ごすことになるので、というか寝室も昼間はリビングとして使うので、本当にリビングのみでの生活です。リビングから移動するのはトイレとお風呂の時くらいです。
ですから、リビングを最優先に天井高を調整しました。

建替え後のリビングの天井は限界の2700mmにしてもらい、そのかわり1階と3階は2300mmになりました。

マンション住まいの時も、リビングの天井は同じ高さだったのですが、構造上の凸凹がありました。
建替え後のリビングには梁もなく、寝室まで繋がって一続きの平面の天井のせいか、もっと広く感じることが出来とても満足しています。

さらに、カーテンを天井から付けてもらうことで、さらに広く見えます。視覚的にはこの「カーテンの天井付け」の効果、かなりあると思います。

因みに、解体前の実家の洋室はこんな感じ。片付け中に撮影したので散らかっています。

















この窓のカーテンは175cmのものを掛けていました。
天井高は高くありませんが、この部屋でも天井からカーテンを掛けたら、もう少し広く見えたのではないかしら。

建替え後の上の写真と同じ部屋の天井付けカーテンはこんな感じ。レースのカーテンの透け方で窓の大きさがわかると思いますが、窓の大きさは建替え前と同サイズです。


QooQ