注文住宅はいくらで建てられるの?

注文住宅の相場ってどのくらいなの?

こんなスペックだと〇〇円くらい、という概算額を知りたいと思いませんか?

でも、実際はこちらから予算を提示しないと話が進まない。

このことに当初は本当にヤキモキしていました。

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50代の家づくりは「出せる金額=予算」とは限らない。

いくらで建てられるのか、こっちが聞きたいのが本音

漠然とした新築の予定があってたとしても、一体どのくらいの予算があればどのくらいの家が建てられるのかよく分からないというのは我が家だけではないのではないでしょうか。

住宅展示場に行っても、工務店に行っても、まず聞かれるのは「どのくらいの予算での建築を考えているのか」という事。

なかには、遠まわしな言い方で「ローンはどのくらい組める?」「頭金はいくら出せる?」と聞いてくるところも。

若い方々と違って、50代でのマイホーム作りは、有り金を全部とか、ローンを組めるだけ組んで、とか、そんな金額を予算にするわけにはいかないんだけどな。

もうしばらくすれば年金暮らしが始まる私達にとっては、理想のマイホームを実現するためなら全財産をつぎこめるというわけには行きません。

目安の金額を聞いて、建替えが現実的かどうかを知りたかったのに、目安金額の提示をしてくれるところはひとつもありませんでした。

今振り返ると、うちの敷地に3階建てを建てるとしたら一体どれくらいが相場なのか、先ずそれを教えて欲しいとずっと思いながらハウスメーカーまわりを続けていた気がします。

いくら位でどの程度の家が建てられるのか?見当をつけるのは難しい

展示場で予算を聞かれた時は「くらで建てられるのか知りたいと思って来ているのです。」と正直に言うのもアリかも。

ただし、予算が決まっていないと言うと、先方にこちらの本気度が伝わらない可能性もあります。

冷やかしで来ているのではと思われてしまうと、詳しい話をききたくても、適当にあしらわれてしまう場合もあるかも。

多くのモデルハウスに行けば行くほど勉強になるとはいえ、「契約に繋がらない人」と思われてしまうと参考になるような話は何も聞けずに終わってしまい時間を無駄にしてしまいます。

もし予算が決まっていても伝え方には注意が必要

住宅展示場では最初に伝える予算が結構重要。伝え方次第で見積もり額が変わる?!伝える時は十分検討してから

絶対におすすめ出来ないのは、可能な金額を取りあえず伝えてしまう事。

家づくりを経験してみて、これは、ちょっと危険な気がします。

家づくりは、お金をかけようと思えばいくらでも金額はふくらんいきます。

出せる金額を伝えてしまうと、もっと安く建てられるハズでもその金額いっぱいで建てられるもっと上の仕様での見積もりが出てしまいがちです。

かといって、あまりに安い金額を予算額としてしまうと断熱や耐震を度外視した暮らしにくい家になってしまうかも。

さまざまな金額帯に対応しているハウスメーカーの場合では、言った金額によって提案される家の構造から建材まで、家のレベルが全く変わってしまうので知識が乏しい場合には特に注意が必要です。

また、値引額500万円!見積書の不思議でも書いたように、相見積もりの時には100万円から500万円くらいの値引きはどのメーカーでも普通ですから、めいいっぱい値引きしてもらって予算額に収まるようにしたいですよね。

そのためには、やはりだいたいの相場を知っておくことが必要だと感じました。

あまりにもかけ離れた金額だと相手にされないことも

ハウスメーカーの中でも、高価格帯のハウスメーカーだと門前払い的な扱いを受けることもあり得ます。

住宅展示場めぐりを始めた当初、マンションの売却価格を建替え費用に充てることにしていて、その時のマンションの査定額が2000万円。

明らかに予算不足だと判断されたのか、金額を言った途端に門前払い...とまではいきませんが、相手にされてないなと感じるメーカーさんもありました。

「その予算でウチで建てるのは無理ですよ。」的な、ちょっと嫌な空気になることも実際ありました。

「坪単価○○円」はそのまま当てはめられない

よく坪単価60万円だと安いとか、140万だと高級とか聞きますが、これ、そのまま当てはめるのも違うみたいです。

パンフレットなどにかかれているこの坪単価を単純に平米数にかけ算しても、その他の諸費用で建てられるわけではありませんし、パンフレットの記載も「60万円から100万円」など幅を持たせて記載されていることがほとんどです。

2階建てか3階建てかによっても坪単価は変わりますし、土地の形状や場所によっても変化します。

特に首都圏の狭小3階建ては、高くなりがちとのことでした。

全部ひっくるめての費用が知りたいわけですから、予算を考える際の参考にはなりませんでしたが、高級メーカーなのか安く建てられるメーカーなのかを判断するひとつの目安にはなりました。

尚、ハウスメーカーごとの目安はこちらのページで紹介しています。↓

モデルハウスをいろいろまわって肌感覚で相場を知る

一番はじめに資料請求後に行った住宅展示場のモデルハウスでの打ち合わせの時、マンションの固めの査定額を2000万におさまるように出してもらった家のスペックは、希望しているものとはかけ離れたものでした。

また、一般的に高価格住宅と言われるハウスメーカーでは相手にされてない空気。

どうやら2000万円での建替えはちょっと無理そうなのかな?

で、その後は「マンションを売却した金額に自己資金を多少プラスできる」と言うことに。

譲れない条件は、明確に伝えておく

営業さんとの打ち合わせでは、採用したい魅力的な仕様の話がさまざま出てきて、あれもこれも詰め込みたくなりますから、何を優先するのかをはっきりさせておかないと見積もり額はうなぎ上りです。

なので「これだけは外せない」事項だけを明確に伝えることが大切。

先に譲れないポイントをしっかり伝えておけば、最低でも外せない条件だけはクリアした家の見積もりが出来上がります。

興味のある数社と探り探り打ち合わせを重ねていくうち、我が家が希望している家づくりに必要な金額は、2700万円くらいなんじゃないかと思えてきました。

因みに我が家は床面積30坪ちょっとの45分準耐火3階建て。吹き付け断熱、耐震等級3。

浴室は1つですが、トイレとキッチンは2つづつです。

最終的な見積書はこちら契約時の見積書と相見積もり時の見積書で紹介しています。

見積もりを出してもらうまで結局金額はわからない

住宅展示場の打ち合わせコーナーに一旦座ると、敷地の広さや場所の聞き取りが行なわれて次回の打ち合わせの約束をします。

2回目の打ち合わせから間取りの提案などがされ、それを元にこちらの希望を織り込んでいきます。

何度か打ち合わせを重ねて、間取りや仕様がおおかた固まったところで、やっと見積もり額が提示されます。

打合せ終盤は、どこのメーカーでも「別のところで見積額がでたところありますか?」と聞かれます。

これ、他社の出した見積もり額をたたき台にして契約の取れそうな金額に調整するみたいです。

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