住宅展示場は参考にならない?住宅展示場へ行ってみてわかったこと
住宅展示場は豪華すぎて参考にならないという人もいますが、我が家の実感としては参考になること沢山ありました。
というか、展示場で話を聞く中で知ったことがほとんどです。普通に生活していて最新の住宅事情を知れる機会はそうそうありませんものね。
「住宅についての知識が全くない」という人こそ、行ってみることおすすめします。
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参考にするのはモデルハウスでは無い
展示場にあるモデルハウスは、どこも豪華でお洒落で素敵。
でも、そのままソックリ真似して建てたらおそらくビックリするような金額になってしまいます。第一、そのまま建てられる広さの土地を用意しなければなりませんしね。
モデルハウスはそのメーカーが誇る技術が詰め込まれた最高スペックで作られているもの。オプション仕様もとても多く取り入れています。
なので、特に予算が限られている我が家のような場合の展示場まわりの目的は、モデルハウスを参考にするためではありません。
我が家なんて敷地が20坪ですし建ぺい率いっぱい使っても建坪14坪の狭小敷地です。だいたい、そんな狭小のモデルハウスなんてないですよね。
そのうえ予算も不明のまま展示場を回り始めた私達。
それでも、概ね満足の行く建替えが出来たのは、住宅展示場で多くのモデルハウスに足を運んでみたからこそだなと感じています。
住宅展示場は注文住宅の参考書
住宅展示場では、手当たり次第「良いな」と思う住宅を見てまわるだけでも間取りの参考にもなりますし、とにかく楽しいです。
ただし、見学だけでは分からない事のほうが多いので、是非営業さんの話を聞いてみてください。
実際に話を聞くと、最新設備モデルやトレンドがわかったり、モデルハウスの豪華住宅設備がメーカーによって何がオプションで、どこまでが標準なのか知ることができます。
工法も各社それぞれ特色があるので、多くのモデルハウスで話を聞くほど、知識も多くなりますよ。
いろいろな住宅を見学し、説明を聞くと、だんだん「こんな構造が良いな」とか「こんな換気法が良いな」とか希望がいろいろ出てきます。
ただ、ハウスメーカーの話を多く聞こうとすると、それだけ多く時間がかかります。
もし、ある程度の知識があって具体的にどんな家にしたいのか決まっているのなら、希望の工法なりこだわりなりが叶うハウスメーカーを事前に調べて、ある程度候補を絞って出向く方が効率的です。
資料請求して、詳しく話を聞きたい会社をピックアップしてから見学されてもらうと良いかもしれませんね。
何も決まってなくても行ってOK
何も決まってないからと言って尻込みしていたら、今ごろはまだ建替えを実現出来てなかったと思います。
展示場に入ると、具体的な新築の予定があるかどうかを聞かれますが、ここで怯まなくても大丈夫。
これ、逆を言えば具体的な予定が無くてもOKと言う事ですよね。「いずれ」建てたいと思っているのなら、「参考まで」にというスタンスでも大丈夫。
住宅展示場での流れ
私は展示場を見るのが好きで、若い時には建築予定などないのによく見学に行ったりしていました。
さすがに中年になってからは冷やかしで行くのもためらわれて行かなくなりましたが、今回は大義名分があるので堂々と見学できます。
とはいえ、何も具体的な事が決まっていない段階での見学は、ちょっとためらわれる人もいるのではないでしょうか。
以下で、住宅展示場での見学の流れと注意すべきことを書いてみましたので、是非一読してみて下さい。
名前と連絡先、その他アンケートなどの記入
住宅展示場にいったことのある方はご存知かと思いますが、展示している住宅を見学しようとすると、必ず名前や住所、電話番号などを指定の用紙に記入するように言われます。
他のお客さんも多くいると、そのまま自由に見学させてもらえることもありますが、たいていの場合は営業さんが見学中いろいろな説明をしながらついてまわり、最後に打ち合わせコーナーに座って、具体的な質問をされたり質問したり...という運びになります。
打ち合わせコーナーで商談
具体的な事が何も決まっていないと、打ち合わせコーナーに座るのがなんだか気まずくて「まだ先の話なので予定が決まったらまた来ます。」的なことを言ってやり過ごしたりしてしまいがちなのですが、結論から言って「まだまだ先」であっても、可能性があるなら説明は聞いてみた方が良いです。そうでないといつまでたっても先には進めませんしね。
詳しいパンフレットを貰って、次回の日程を決める
打ち合わせコーナーでは、そのメーカーの特徴などの話が聞けます。
ひと通り聞くと次回打合せの日程を決めて、詳しい事は次回からという事になります。
良さそうだと思ったら、日程を決めても良いし、その場で決めなくても大抵後日連絡が来ますから、パンフレットだけもらって、じっくり見てみるとよいですよ。
打合せコーナーで聞かれること
・建築時期
・建築予定の土地があるか、あればその住所
・予算
これらの質問は、住宅内を見てまわる間に営業さんからされる場合も多いですが、どれも決まってなければ、たいていは打ち合わせコーナーまで案内されることはありません。
逆に、この3つのうち1つでもはっきりしているものがあれば、打ち合わせコーナーで対応すべきお客さんと判断されるみたい。
なので本当に興味本位で見せてもらっていた若い時には当然ながら打ち合わせコーナーまで行ったことはありませんでした。
話をするのが煩わしい時は、あえて何も決まってないと答えるのもアリ
ちょっと話してみて明らかに相性が悪そうな営業さんが居る場合もあります。
また、明らかに自分達の予算には収まりそうもないなと思うこともあります。
そんな時は、何も決まってないけど参考までに見学させて欲しいと言うのもアリ。説明する営業さんも「ご自由にどうぞ」みたいな対応になりますよ。
営業さんとの相性が悪そうな時の対処法
複数のメーカーを見るべき理由
ハウスメーカーによって住宅設備も建築方法も違う
建築法や設備、断熱材など各ハウスメーカーそれぞれ特徴があり、営業さんが説明してくれるのでとても勉強になります。
例えば、私は換気方法について一番悩みましたが、そのきっかけを与えてくれたのが、桧屋住宅さんでした。
他のメーカーの打ち合わせに行ったついでに、同じ展示場内の桧屋住宅さんにふらりと入ってみたのですが、そこで、それまで気にもとめていなかった「換気」についての説明を聞き、開眼しました。
その後、悩みに悩んで結局は他のところにお願いすることになったのですが、結果は同じだとしても、知らずに決めたのと、考え抜いて決めたのでは満足度が格段に違います。
また、そのメーカーでは無理なことも、他のメーカーでなら可能なこともあります。
建築方法によってそれぞれ出来る事出来ない事があるので、ひとつのメーカーで言われたことをそのまま鵜呑みにしない方が良いというのが実感したことです。
間取りもメーカーによって希望どおりに出来たり出来なかったりします。
それを知ったのも、各社見て回り説明を聞いてみたからです。
「あれ?この前行った展示場の人は出来るって言ってたのに」
「これって絶対無理なんじゃなかった?」
というような事、本当に多かったです。
通い安い場所にある展示場に行くのがおススメ
住宅展示場はあちこちにありますが、通うのに便利な場所の展示場に行くのが後々楽です。
なぜなら、打ち合わせコーナーまでいくと、建築法などメーカーの特色の説明からはじまり、具体的な見積もりを出すための細かい質問がされて、次回の打ち合わせ日時を決めて...という流れになります。
勿論この段階で「もうここはいいや」と思えばそれで済むのですが、もし興味が湧いた場合、どのくらいの費用になるのかを聞くだけでも何回も通うことになります。
最終的に契約することになれば、さらに長く通う必要が出てきます。
話が本格的になってくれば、営業さんが出向いてくれて自宅で打ち合わせすることも出来るのですが、私は自宅に来られるのが煩わしかったので極力出向いて打ち合わせしてました。