長期優良住宅と住宅性能評価
床高をげてもらって、床下のスペースが広がったことで、「長期優良住宅認定」の可能性が出てきた我が家。(それまでのいきさつはこちら)
結果的には面積が基準に満たず申請は出来なかったのですが、「住宅性能評価書」で火災保険の優遇や「住宅エコポイント」「すまい給付金」などを受けることができました。
住宅ローンの優遇もあるようです。
長期優良住宅とは
そもそも長期優良住宅とは「長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅」のことだそうです。
認定を受ければ様々な優遇措置があるのも魅力ですが、せっかく家を建てるなら長く住める家が理想です。
長期優良住宅は概ね100年住み続けられるような施工なのだそう。
そのための措置がどのようなものなのか気になります。
もし知っていたら、最初から認定が受けられる施工で見積もりをお願いしたのに...。
長期優良住宅の認定基準
認定には以下の10項目に関する措置がなされている必要があります。
・劣化対策
・耐震性
・省エネルギー性
・維持管理更新の容易性
・可変性
・バリアフリー性
・居住環境
・住戸面積
・維持保全計画
・災害配慮
(概要パンフレットより)
耐震性と災害配慮については、我が家の建替えの優先項目ですし、断熱にこだわりたい旨は伝えていたので省エネルギー性についてはもちろんクリアしているそう。
床の高さを上げてもらったことで、床下の点検をするためのスペースが確保され維持管理性もクリアできることになったのだとか。
他の諸々について詳しいことはわかりませんでしたが、住戸面積以外の要件は全て充足する設計になっているとのことでした。
住宅性能評価書とは
住宅性能評価書は住宅性能表示制度に基づいて客観的に住宅を評価したものです。
新築住宅の評価分野は以下の10項目。
・構造の安心に関すること(耐震性)
・火災の安全に関すること
・劣化の軽減に関すること
・維持管理・更新への配慮に関すること
・温熱環境・エネルギー消費量に関すること
・空気環境に関すること
・光・視環境に関すること
・音環境に関すること
・高齢者への配慮に関すること
・防犯に関すること
これらの項目について、高い評価や高い等級を取得していれば受けられる優遇措置があります。
申請は着工前なので予め確認しておくと良いと思います。
住宅性能評価書を取得するためには費用がかかりますから、見積書の金額にこの費用が含まれているかどうかも要確認です。