優遇措置が魅力的な長期優良住宅認定を断念
水災対策のために基礎を高くしたことにより、設計さんから「これなら長期優良住宅認定が受けられるかもしれない」と告げられました。認定を受ければ税金や保険、住宅ローンなど様々な面で優遇されます。
耐震性や省エネルギー性などの認定基準を満たすことが条件なのですが、、そのひとつ「劣化対策」としての「床下空間33cm以上」の基準を、床高を上げてもらった事で満たすことになったとの事。(それまでのいきさつはこちらを参照https://yuchanyuchan35.blogspot.com/2024/06/blog-post_17.html)
一石二鳥!と喜んだのも束の間、設計さんがよくよく調べたところ、面積要件を満たしていない事が判明。
長期優良住宅の面積基準とは戸建てで75平米以上、1階あたり階段を除いて40平米以上の広さが必要とのこと。これは、「良好な居住水準を確保するための住戸の面積をさだめている」のだそう。なんと…。
我が家の狭小ぶりを思い知りました。長期優良住宅認定基準についてはこちら↓p8表1参照
我が家の実際の敷地と建て坪
ひとことで狭小住宅といっても、具体的にどれだけ狭小か。2階建てを3階に建替えただけでも広くなってはいるはずですが、なにせ無理矢理2世帯にしたので、キッチンとトイレを2つづつ設置し、その分狭くなっています。
敷地面積
ブログの紹介文では20坪と書いていますが、これは私道を含んだ広さで、実際の建物の敷地としては18.32坪、平米数で言うと60.57平米です。
建築面積
真上から見た建物の敷地部分は12.02坪、39.78平米です。
因みに長期優良住宅認定基準が40平米で、しかも「階段を除いて」です。
2階部分から上を建蔽率いっぱいまで可能な限りオーバーハングさせているため、1階は1.5坪分狭く、10.52坪34.78平米です。娘が一人暮らししていた時のアパートがそのくらいだったことを考えても、だいぶ狭小です。
3階は、水害対策としたいだけなので部屋はひと部屋のみで、趣味のガーデニングを楽しむための広めのバルコニーにしています。部屋としての床面積は8.26坪で27.32平米です。部屋よりバルコニーの方が大幅に建築費が安くなるそうで、ここで節約になりました。
結局、3階の部屋は娘が嫁に行くまで使うことに。1階は実家の母が、2階は私達夫婦の居住空間としました。