50代、介護同居のための建替えでも、優先順位は水害対策
何からはじめる?いつからはじめる?で書いたとおり、我が家は介護同居を想定しての建替えです。近く自らも老後を迎えるわけですからバリアフリー仕様であることも大切なのですが、建替えの優先順位はあくまでも「耐震」と「水害対策」です。床高を上げることを優先しました。とにかく基礎パッキンまでの高さ45センチ超が希望です。理由については、基礎断熱なら大丈夫?床下浸水は火災保険の対象外の回で書いています。我が家の矩計図
地盤面から基礎パッキンまでが45.1センチ、そこから床上まで14.1センチあり床上までは59.2センチです。保険金支払いの調査では実際にメジャーを当てての計測となるようですが、理論的には水が45センチを超えてこないと床下浸水はしないということになります。逆を言えば、床下浸水してしまった場合は、水深が45センチを超えてた証拠となるはず。ただし他に水が入る隙間が無いことが前提ですが...。今気がつきましたが、排水管から逆流して家に入る可能性もありますね。
玄関に段差があるメリット
地盤面から床までの高さをとる場合には、当然ながらバリアフリーというわけにはいきません。駐車スペースからドアまでステップ2段あがり、さらに玄関から框をあがって中に入ることになります。玄関ドア外のステップは框だけで高さを出すには高すぎるため仕方なくの設置でしたが、玄関の段差については、とても満足です。
腰かけて靴がはける
それまで住んでいたマンションは、外から段差無しで中に入れるバリアフリーの玄関でした。確かに車椅子で出入りする場合には便利でしょうが、まるっきりフラットな所では靴を脱いだり履いたりするのが面倒なことが多かった気がします。特にブーツの脱ぎ履きや、腰が痛い時は玄関の靴箱に備付けられている引き出し式の椅子をわざわざ引き出して腰かけて履いていました。
お年寄りの立ち話に便利
玄関先でのおしゃべりは腰かけられる段差があると楽です。フラットな玄関だとちょっとした立ち話でも気を使ってしまい、「中でお茶でも」となってしまいます。保険の営業の方などが来ても、玄関に腰かけてもらってそこでお茶を出せます。中に入ってもらわずに済むので便利です。
長期優良住宅認定の可能性も
玄関の高さが直接関係するわけではないのですが、床を高くして床下スペースを広げたことで長期優良住宅認定の可能性が出てきました。認定を受けると、税金や住宅ローンの優遇を受けることができます。長期優良住宅についてはこちら↓