オーバーハング採用でも耐震等級3を確保したい
敷地が20坪しかないけれど、1階に駐車スペースを取りたい我が家。
建蔽率60%めいいっぱい使って丁度駐車スペース分が取れるのですが、耐火構造にすると、建蔽率は70パーセントになるとのこと。
せっかく広く出来るのならば、ということで増えた10パーセント分2階以上をオーバーハングさせることにしました。
建蔽率とは
建蔽率は、真上から見た場合、敷地に対してどのくらいの面積分を建物の土地に充てられるかという割合のことです。
20坪の敷地で建蔽率60パーセントなら12坪分、70パーセントなら14坪分を建物の敷地として良いことになります。
建蔽率めいいっぱいを使って建てたいところですが、駐車スペースを取りたいため、1階部分はそのままにしました。
オーバーハングとは
オーバーハングは、1階の建物より上の階をせり出させた構造です。
2階以上の居住スペースを広げられるだけでなく、せり出た2階の床部分が軒の役目も果します。
ただ、頭でっかちの建物になるため、どうしても耐震に関しては弱くなってしまうそうです。
オーバーハングでも耐震等級3を確保できるか
オーバーハングを提案してくれたメーカーでは、耐震を確保しながら可能とのことだったので、そこで提案いただいた後は、他のメーカーさんにも同じ間取りで話を進めてもらっていました。
ところが、どこでも同じだろうと思いこんでいたのですが、念の為確認してみるとオーバーハングさせた間取では耐震等級は3を確保できないと判明したハウスメーカー多数。
家の最優先順位のひとつである「耐震」ですから、これが確保できなければ採用したくはありません。
初めに耐震を最優先したい旨をお伝えしていたので、先方もそのつもりでいると思いこんでいましたが、確認してみて良かったです。
最優先事項は打合せ途中で何度も確認したほうが良いですね。
因みに、打ち合わせが進んでいた中の1社は地元工務店。
工務店ならではの価格面での期待と、換気法へのこだわりに魅力を感じて、オーバーハングを断念した間取りで相見積もりを出してもらう3社に残しました。