マンション売却を経験して考えてみた新築マンション購入時のポイント
実家を建替えて二世帯同居を決断した我が家。それまで住んでいた分譲マンションは売却し建築費に充てることになりました。
マンションの購入時は、まさか売却することになるとは考えていませんでした。
売却することがわかっていたら、マンションを購入する時の視点はもっと違っていただろうな…。
我が家のマンションは以前に貸し出していたこともありますが、これもまた購入時には想定していなかったことです。
「もし、売却や賃貸することがわかっていたら」という視点でマンション購入のポイントを考えてみました。
駅からの距離
うちのマンションは、駅から2キロほど。2路線を使えるのですがどちらの駅からも約2キロ。決して「駅近」とは言えません。
購入当時は、「通勤で毎日歩いても、その程度の距離なら全然大丈夫!」との主人のひと言で決めました。確かに、バス停が目の前にあり、もし雨が降っても困ることはなさそう。休日は車で出掛けることが殆どでした。
私は働いていなかったし、子ども達は小さかったので駅までの距離は余り気にせず、唯一毎日電車を使う主人のひとことで駅から徒歩18分のマンションを購入しました。
しかし、売却したり賃貸に出したりということになると、売却価格や賃料に一番影響するのが駅からの距離でした。
「もうちょっと駅から近かったら~」という言葉を、何度不動産屋さんから聞くことになったか...。
将来の査定額を考慮するなら、多少購入価格が高くても駅近の物件でも良かったかも。実際、駅に近いマンションの価格はかなり上昇しているようでした。
住宅環境
仲介契約を結ぶ時に、何種類かの書類を書きましたが、その中のひとつに住宅環境に関する確認書のようなものがありました。
具体的には、
・近くにガスタンクなどがないか
・ゴミ焼却施設がないか
・下水処理施設がないか
など...。
控えが残っていないので、他の事項は覚えていませんが、これらの施設が近くにある場合には、買い手に対して告知義務があるらしいのです。
幸い我が家はどれも近隣には無かったのですが、マンションを探していた時には目の前にどーんと大きなガスタンクがある物件を紹介されたことがありました。
間取りが良かったので主人は乗り気でしたが、私はそれが気になって、結局見送ることになりましたが...
調べてみると、これらの施設は「嫌悪施設」といって重要説明事項のよう。主人のように気にしない人もいますから、売れない訳ではありませんが購入の際には注意したいものです。
「自分は平気」でも、将来売却する可能性があるなら考慮すべき事項です。