人生はじめての不動産売却体験
初回の仲介契約締結から3か月が経過しても買い手がつかず、契約を更新。
他社と比べて高めの査定額が提示された負動産会社に仲介をお願いしていましたが、結局2度目の値下げを提案されました。
値下げ提案を了承したとしてもまだ、他社の査定額よりは若干高めの売り出し価格になっていましたが、なんだか釈然としないまま、値下げの決断を先延ばしにしていました。
そんな中、やっと買い手が現れたと連絡が入りました。
いよいよ、人生はじめての家の売却です。
買い手と売買契約を締結
先ずは仲介をお願いしていた不動産会社の担当の方の同席のもと、売買契約を交わすこととなりました。
場所は不動産会社の営業所打ち合わせ室。
買い手は、一般個人ではなく別の不動産業者。
全面リフォームして売り出しを予定しているそう。
個人の方への売却だと、後で何か不備が見つかった時に何かと面倒なので、業者が買い取ってくれると言うことでホッとしました。
引渡しは契約日から約1ヶ月後。手付金は100万円で、契約時に受領できるそうです。
売買契約時の必要書類
仲介の営業さんから必要書類等のメールをいただきました。当日必要なものは以下のとおり。
・実印(マンションが夫婦共有なので、それぞれ1本ずつ)
・印鑑証明(同、各1通)
・権利証
・住民票
・戸籍の付票
・固定資産税等納付書
・身分証明書(運転免許証)
・残金振込先の通帳もしくは口座のメモ
上記のうち「戸籍の付票」はこれまで住所から現在の住所までのつながりを証明するため必要なのだそうです。
我が家は転勤で何度か引越しをしているので住民票だけでは登記上の住所からのつながりがわからないため必要になりましたが、ずっと同じ住所の場合には必要ないもののようです。
夫婦共有の場合は持ち分に応じた金額の受領分をそれぞれの口座に入金しておくとわかりやすい
手付け金の領収書類は仲介する不動産会社で作成してくれるので、私達は捺印するだけ。
共有持ち分がある場合には、その持ち分も伝えておくと持ち分に応じて書類を作って貰えるので、伝えておく方が後々便利です。
居住していたマンションには、売却益から3000万円を差し引ける特別控除がありますが、夫婦共有なら確定申告書も夫婦それぞれ提出しなくてはなりませんから。
引渡し当日までは所有権は我が家。出入りも出来る
売買契約締結時には、引渡し日の確認をします。
光熱費の契約を終了
ハンコを押しても、その日まではまだ私達のモノ。電気の契約はどうするかを買い手側と相談しました。
マンションの買い手がつくまでは、内見時に部屋の電気を付けることもあるので契約はそのままにしていました。買い手側に聞いてみて引渡し日までは入室することもなさそうなので電気の契約は終了して構わないとの事で、その日のうちに電力会社に連絡して契約を解除しました。
管理費、修繕積立て金の支払いを終了
売買契約の翌日、引渡し日以降のマンション管理費、修繕積立て金の引き落としを止めてもらう手続きをしに、マンションの管理室に出向きました。
売れるまでは、これらの経費はかかり続けるわけですから、やはりあまり時間を掛けるのももったいないですね。
値下げする時には、これら売れるまでかかり続けるコストも含めて考える必要がありそう。
マンションの引渡しはその場で代金と引き換え
さて、引渡し当日はというと、必要書類は売買契約時に仲介会社に預けてあるので主に売買代金の受取り確認と鍵、マンションの宅配ロッカーのカードキーの引渡しです。
引渡しまでの間に、我が家宛に荷物が届いてしまい、それが宅配ロッカーに入れられてしまったことがありました。同じマンションの娘の友達が気付いて連絡をくれたので分かったのですが、引渡し前だったのでセーフ!バスに乗って取り出しに行ってきました。
気を付けなければいけませんね。
代金の受取りはインターネット取引が便利
引渡し場所は売買契約締結時と同じ仲介負動産会社の応接室でした。
手付け金はその場で現金で受領しましたが、さすがに残金は振込みになります。
売買代金からは、仲介手数料と売主負担分の登記料が受取り金額から差引かれます。
それと、修繕積立て金や管理費も日割りで引渡し日までの精算がされます。
私達夫婦はどちらも、入金の確認がその場でできるようインターネット取引できる口座を振込み口座に指定していましたが、そうでない場合には、最寄りのATMまで全員で行って、過不足無く代金が振り込まれてたかを確認する必要があるそうです。
大金が一度に振り込まれることなんて、あまりない事なのでちゃんと振り込まれるかは心配ですが、確実に確認してから引き渡すようになっているのですね。
ちなみに、インターネットでも即座には入金確認はできません。
「はい、振込みました。」と言われてから、3分くらい口座の画面を何度か更新して
「はい、入金されました。」という感じでした。
事前に持ち分に応じて入金を夫婦別々にして欲しい旨をお願いしていたので、差引かれる手数料等も持ち分ごとに計算して入金していただけました。
住宅購入の際には親からの資金援助が非課税になる特例がありますが、マンション購入時に妻側の親から援助してもらった場合は、その分は奥さんの持ち分になっているはず。
マンションの売却分をそのまま夫ひとりの収入としてしまうと、妻の持ち分の売却益は妻から夫への贈与になってしまうので注意が必要ですよ。