狭小住宅なら壁付けキッチン一択
敷地が広いならともかく、狭小住宅で広いリビング空間を確保したいならキッチンは直線に壁付けするのが一番スペースを取らない方法です。
ちょっとでもシンクが見えにくくならないかと、壁付けのL字も考えましたが、設計さんによるとL字キッチンでは収納スペースに無駄が出来てしまうため、収納力も重要視するなら直線の方が良いそうです。
また、値段も上がってしまうそう。
リビングから丸見えの壁付けキッチン。ズボラ主婦には気が重い
最近のキッチンのトレンドは、ドーンと流し台やコンロを真ん中に持ってきたアイランドキッチン。
お料理番組みたいな広いキッチンは素敵だけど、我が家のような狭小地でアイランドキッチンを採用するとリビング全体がまるごとキッチンと化してしまいます。
それに、常にシンクやコンロが丸見えって、お掃除があまり得意ではない私にはストレスが増えそう。
本当は、急な来客でもリビングからキッチンが絶対見えない独立キッチンが理想でしたが、それには敷地が足りません。
マンションでは長年壁の向こうにシンクが隠れたカウンターキッチンを使って来ました。
リビングに向かってくり抜かれた壁からリビングの様子をうかがいながらお料理ができるやつです。
25年位前は主流だったスタイルかと思いますが、時代遅れなのか今はどこのパンフレットをみても見当たりませんね。
スペースのためには壁付けキッチン一択なのですが、慣れない丸見えキッチンにズボラな私は気が重い。
せめて、なるべく汚れの目立たない仕様にこだわりました。
その他キッチンのこだわりについては注文住宅の標準キッチンと狭小住宅のバランスで書いています。
使い始めての感想
建築中は気が重かったキッチンの丸見え問題。
実際使い始めてみると、これが案外かえってズボラ向きかも。
カウンターキッチン時代には、キッチンにはわざわざ「入る」感覚でしたが、オープンになったことでこの「入る」感覚がなくなりました。
「入る」感覚がなくなると「面倒」という気持ちも薄くなる気がします。
お客様から見えないということは、普段の生活で自分もキッチンを見る機会が少ないということ。
オープンなキッチンはカウンターキッチンと比較して圧倒的にキッチンを見る機会が多いです。
普段から汚れが目につきやすいため、綺麗にしようという気持ちになりやすいみたいです。
何かのついでにちょっと拭く、というのが知らず知らずに身について、却って大掃除が楽になりました。
色々置くとゴチャついて見えるだけでなく、掃除もしにくいので、キッチンの上は調味料や調理用具など置かないことが何よりの秘訣。
何もないので、サッと拭いて終わり。
はじめから収納場所を決めておく事が大切。
また、最近は、汚れが付きにくかったり落としやすかったり、お手入れが楽な新素材が使われているのも嬉しいですね。
自分の趣味にとことん合った、お気に入りのキッチンを実現することも、日々のお手入れに一役買うのだと思います。
とことん自分好みのキッチンを作れるのも注文住宅ならではです。