施主検査はメジャー持参で

反省点

施主検査の反省点

建物が完成したら、引渡し前に問題ないかどうか施主自ら家中に確認してまわる施主検査の日が設けられます。

ここで問題があれば引渡し日までに修繕してもらえます。

出来れば細部に渡って検査したいのが本音ですが…

失礼にならない?どこまで細かく見るか問題

工事開始から8か月。

ここまで来ると、工事担当の方や設計担当、営業さんなど、施工会社側の人達とそれなりの人間関係が築かれています。

なので、あまり重箱の隅を叩くような事はしたくない、不備が無いか目を皿のように検査するのは何となく失礼なんじゃないかと言う思いが出てきます。

なので、メジャーなど検査のための道具は何も持参しなかったのですが…

メジャーとか持って行っても良いの?設計の方からの言葉でオーケーな事を知る

この日、同行していた設計さんが、「ウチを建てた時の施主検査は、奥さんがゴルフボール持って行って各部屋の床に置いて、水平かどうか確かめてましたよ」

この言葉を聞いて、そういうの持って行っても良いんだ、と。

勤めている会社で建てたとしても、工事の方に気兼ねしなくても良いんですね。

因みに工事担当者曰く、「でもね、ボールが転がっても問題があるとは限らないんですよ。木って湿気とかの関係でその時によってちょっとしたたわみみたいのが出て、ボールが転がることもあるから」だそうです。

施主検査、我が家の場合

引渡しの10日ほど前に設けられた施主検査。

家中を確認してまわりましたが、目立った不備はみつからず、とても綺麗に仕上げて下さっていておおむね満足でした。

でも、引渡し日になって、実は大きな不備があった事が判明。

それも、施工会社からの申告によってわかった事。

私達施主側は、言われるまで全く気が付かず…

何のための施主検査だったか、猛省しました。

施主検査で見逃してしまった不備

キッチンの上棚の取付位置

引渡しの日、施工会社から、キッチンの上棚をデフォルトの高さに設置してしまったと申告がありました。

引越しまでの間に直しておきますとのこと。

そう言われて初めて、「そうなの?」とキッチンを確認すると、そういえばちょっと高いかも。

使い勝手を考えて、キッチンの上棚の位置を、標準の高さよりも低めの、カウンターから80センチで注文していたのですが、言われるまで全く気が付きませんでした。

施主検査時の際には、上棚の扉を開け閉めして建て付けを確認したのに…。

イレギュラーな変更をした時は、注文どおりになっているか、メジャーを持って、寸法まで確認が必要だったと大反省した一件でした。

スイッチやコンセント位置なども図面を見ながら確認する必要がありましたね。

その他施主検査で発覚した問題箇所

・クロスの汚れ

壁の下の方のクロスの継ぎ目が茶色くなっているところがありました。

それも下の方に何ヶ所も。我が家はほぼ白い壁紙なのでとても目立ちます。

指摘すると、拭けばキレイになるとの事で安心。

引越しまでにきれいにしてもらえました。

・クローゼットの引き戸のコマ割れ

クローゼットの引き戸を開け閉めして確認中、一緒に確認してまわっていた工事責任者の方が「音がおかしい」と異常に気付いてくださいました。

確かにちょっとカチャカチャするかな?という気もしましたが、それが異常なのかどうか、私達シロウトにはわからないレベル。

部品を持ってきてないとの事で、引渡しの日に改めて扉を外してみると、本当に欠けた部品が!

新しいものに取り換えてくれました。

音だけでわかるなんてさすがプロ!信頼が増しました一件でした。

引渡し後に判明した不備

・換気扇の異音

・バルコニーの外壁からバタバタと聞える風切り音

1年間の保証があったので、これらについては後日相談して見てもらいました。

換気扇は、羽の軸のところにシリコンを塗ってもらい、バルコニーは風の通り道に詰め物を入れてもらったり対処してもらいました。

が、結局今だ改善せず。

バルコニーのバタバタ音は、気持ち小さくなった気もしますが、風の強い日は今もバタバタ鳴っています。

換気扇にいたっては、スイッチを入れても起動しなくなってしまいました。

保証の期間が過ぎてしまったのでどうしたものか思案中です。

バルコニー外壁とまとめて、再度来てもらうつもりですが、出張料金とか修理代、いくらくらいなのか心配です。

施主検査から引渡しまでの期間

引き渡しの日まで基本的には鍵はハウスメーカー側にあるため、家の中には入れません。

でも家具などの寸法を測るために工事用の鍵をお借りすることが出来ました。

因みに「工事用の鍵」は職人さんが作業する時に中に入るための鍵です。

これは、引渡しの時にもらう「正規の鍵」を一度使うともう使えなくなるのだそうですよ。

施主検査時チェックすべきポイントまとめ

・設備の立て付け 扉を開け閉めしてみる

・設備の設置位置が要望どおりに設置されているか

・フローリングのゆがみ、へこみなどないか

・壁紙の剥がれなどがないか クロスの継ぎ目を中心にチェック

・電源のスイッチなど 付けたり消したりしてみる

・蛇口に不備はないか 水を出してみる

 図面とメジャーも持参して、特にイレギュラーの注文をした箇所は、注文どおりに仕上がっているか自分達できちんとチェックしたほうが良さそうです。

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