●マンションから戸建てへ 固定資産税どうなる?🔽

お金のこと 税金関係

 固定資産税って大きい。マンション住まい時との比較

固定資産税って、大きい出費ですよね?

新居の完成が近づいて来て、そういえば戸建の固定資産税っていくらくらいなのか気になりだしました。

マンション住まいの時の固定資産税

固定資産税って本当に高いですよね。マンション購入当時、あまり税金の事を知らなかった私はその高さに驚愕しました。

購入から5年間は減免措置のおかげで年5、6万円くらいで済んでいたと思うのですが、6年目からは毎年13万円。

マンションが古くなるにつれてだんだん減って行くのかと思いきや、結局売却するまでの23年間金額はそれほど変りませんでした。

確実に古くなっているのに...。

固定資産税が減らない理由

固定資産税が減らない理由は、その計算式にあるようです。

固定資産税額=固定資産税評価額×税率

固定資産税は「固定資産税評価額」に税率を掛けて算出されるのですが、この「固定資産評価額」、古くなるほど安くなるんじゃないの?と思いきや、そうではないことが判明。

固定資産税評価額=再建築価格×経年減点補正率

古くなった分は「経年減点補正率」を掛けることで調整されるはずなのですが、この補正率を掛けるのは元々の新築マンションの価格ではなくて、「再建築価格」。

「再建築価格」とは同じマンションを今、再建築したらいくらか、という価格のことです。

建築費って高騰し続けていますよね?

だから今、同じマンションを建てようと思ったら当初と同じ価格では建てられません。

つまり、「経年減点補正率」が建築費の上昇率を上回らないかぎり固定資産税は安くならないということです。

経年減点補正率はこちらで確認できます。

築20年以降は安くならない

さらに、表を確認してわかるように「経年減点補正率」は築後20年を過ぎると、減点率が急激に鈍化してしまいます。

これではどんなに古くなっても固定資産税が安くなることはなさそう。
そのままマンションに住み続けていたら、毎年13万円は覚悟することになるということ。

戸建ての固定資産税

では、戸建てに引越してからの建物の固定資産税はというと、現在は0円。(土地母の名義なのでこれとは別に母が支払っています。)

これは新築の住宅の減額制度と耐震化のための建替えの支援制度が適用されているためです。

我が家のある自治体では、新築住宅の減免制度があり5年間は半額。
さらに耐震化のための建替えに係る減免は3年度に渡り全額。

これにより3年までは0円、4年5年目分は7万円~8万円。
通知によれば、もし減額がされない場合の今年の固定資産税は15万とちょとということでした。

因みに1月1日にはマンションは売却前だったので引渡し年にはマンションの固定資産税は支払っています。
マンションの固定資産税と新築住宅の固定資産税を二重に支払うわことにならなくて本当に良かった!

自治体の減免制度を調べておく

減免制度を自治体からのお知らせで知る

実は建替えに関する減税制度については、全く知りませんでした。では何で知ったかというと自治体からのお知らせです。

固定資産税は広さや大きさだけでなく仕様や設備によっても評価額が異なります。

なので登記をすると、新築した住宅はどのようなものなのかを調べるために、施主宛てに調査書が届きます。
その調査書に同封されていたのが減免制度のパンフレットでした。

我が家ですっかり固定資産税のことを忘れて建替え計画を進めてしまっていたことを反省。

(余談ですが、私はこの調査書で「床暖房」が固定資産税を上げることを初めて知りました。)

幸いなことに、減免の要件を全て満たしたため優遇を受けることができたのですが、これ、要件を満たそうとすれば、本当は事前に知っていたほうが良いです。

各自治体でどのような制度が用意されているのか調べておくことをおすすめします。

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