●契約時の見積書と相見積もり時の見積書 🔽

お金のこと ハウスメーカー比較

 契約時の見積書の内訳と相見積もり時の内訳を比べてみると...

見積もり金額は、他社と比べるためにとった相見積もりの金額ばかりを気にしていましたが、一社に決めて「いざ契約」という段になって、見積書の中身が変っていることに気がつきました。

契約直前の見積書

最終見積もり      28,490,000円
建物に係る費用
建物本体工事¥18,000,000
住宅設備工事¥3,000,000キッチン×2 トイレ×2 浴室 洗面
設計料¥700,000建築確認申請費用 設計料 図面作成費 建物保証
バルコニー設置¥600,000ステンレス防水仕様
合計①¥22,600,000
屋外付帯費用
屋外給排水工事¥800,000諸経費・申請料含む
屋外給排水取出工事¥0既存管使用
ガス配管工事¥200,000
照明器具工事¥200,000
合計②¥1,200,000
建物本体工事外費用
既存建物解体工事¥1,600,000
外構工事¥500,000予算取り
合計③¥2,100,000
建築諸経費
契約印紙代¥10,000
登記諸費用¥250,000
火災保険¥50,000
合計④¥310,000
建築請負工事費 ①+②+③¥25,900,000
消費税 10%込み¥28,490,000
建物に係る諸経費 ④¥310,000
合計資金計画¥28,800,000

契約当初はその違いについてあまり気にしていなかったのですが、今改めて見てみると、この見積もりが出る3ヶ月前に3社でとった相見積もり時の金額と165万円もの差額があります。

3ヶ月の間も打ち合わせは続いていましたが、何がどれだけ増額になっているのか?

3社相見積もり時(契約3ヶ月前)

契約時に提示された見積もりの内訳の中で、相見積もり時より増額されたものを赤字で、減額されたものを青字で表示してみました。

契約3ヶ月前の見積もり   26,840,000円
建物に係る費用
建物本体工事¥16,000,000
住宅設備工事¥3,300,000キッチン×2 トイレ×2 浴室 洗面
設計料 ¥600,000建築確認申請費用 設計料 図面作成費 長期優良住宅申請料 建物保証
3階建て構造計算料¥200,000
バルコニー設置¥1,000,000
合計①¥21,100,000
屋外付帯費用
屋外給排水工事¥700,000諸経費・申請料含む
屋外給排水取出工事¥0
ガス配管工事¥200,000
照明器具工事¥100,000
合計②¥1,000,000
建物に係る付帯費用
エアコン工事¥300,000
合計③¥300,000
建物本体工事外費用
既存建物解体工事費用¥1,500,000予算取り
外構工事¥500,000予算取り
合計④¥2,000,000
建築諸経費
契約印紙代¥10,000請負工事契約書貼付
登記費用¥250,000(概算)建物表題登記・保存登記
火災保険¥50,000(概算)自動更新1年タイプ
合計⑤¥310,000
建築請負工事費①+②+③+④
¥24,400,000
消費税 10%込み¥26,840,000
建物に係る諸経費⑤¥310,000
総工費¥27,150,000

本体工事費が200万円も増額されています。

他に増額しているのは、

・照明器具工事が10万円

・屋外給排水工費10万円

・費解体工事10万円

また、3ヶ月前には記載されていた「3階建て構造計算料」の20万円が、契約時には無くなっています。

これは、おそらく設計料に合算されて増額分に含まれているのでしょう。

減額されているものは、

・住宅設備工事30万円
・バルコニー設置40万円

それと、3ヶ月前には予算取りされていたエアコン工事30万円分も無くなっていました。

3ヶ月の間に変更した事

エアコン設置工事費が無くなっているからといって、契約までの3カ月の間にエアコン設置をやめた訳ではありません。

また、住宅設備は、契約後にショールームを見て詳細を決めるのでこの時点では特に変更はしていません。キッチンやトイレの数も変更無し。

変更点はただひとつ、バルコニーの面積を狭くした事。

これにより、3階の床面積が7.51坪から8.26坪と0.75坪広がっています。

おそらく増額分はこのせいだろうと思われます。因みに全体の床面積は、増床後101.82平米、30.79坪になりました。

見積もりの際は希望は出来る限り細かく伝えておけるとベスト

因みに、3ヶ月前の見積書にも最終の見積書にも、以下のものが建物本体工事に含まれていると明記されていました。


これらは、打合せ中にこちらから希望を出したものなので、これら希望のものを使っての見積額ですよ、という事なのでしょう。

・外壁材  :KMEW エクセレージ親水15仕様
・窓    :YKKAPペアガラス・Low_E加工仕様
・断熱材  :ウレタン吹付断熱仕様
・バルコニー:KMEW ステンレス防水仕様
・屋根材  :KMEW コロニアルクアッド仕様

さらに、最終の見積書には

●地盤測量後、地盤改良費100万円(概算)が追加になる可能性があります。

●窓を樹脂+樹脂へ変更の場合は、引違い窓1つにつき20万円増額

●屋根をガルバニウム鋼板に変更の場合は、20万円増額

と書いてありました。

窓や屋根は打ち合わせ中に、興味があって相談していたもの。希望を細かく出しておくと、それをふまえた金額を出してくれます。

逆に、こちらから希望を出したもの以外は、どんな仕様や設備での見積もりなのか詳しくはわかりません。

これでは相見積もりを取っても、金額で比較するのは難しいので、相見積の際には設備なども調べた上で各社に伝えておけば良かったと思いました。

実際には、キッチンやバスなどは見積もりに含まれていたものとは違うものに変更しています。

こうして契約後も工事予算は大きく動いて行くことになります。

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