規格化された工法を扱う工務店もある
職人さんの腕によって品質に差が出てしまう心配を払拭するのは、大手ハウスメーカーのように工業化、規格化された工法の方が安心です。
一括で大量に工場で処理することで工費を抑えてくれることも期待できます。
でも、信用のできる大工さんに最後まで責任をもって丁寧に施工してもらいたいと考えれば地元の工務店で建てるのが良いのかも。
我が家の新居は散々色々なところを見て、いろいろな話を聞いて、「地震に強い」と謳っている「パナソニックテクノストラクチャー」で建てることに決まりました。
パナソニッックの営業さんじゃなかった。知ったのは随分後でした。
他のハウスメーカーの展示場での打ち合わせ後、たまたまふらっと入ってみたモデルハウス。
外には「パナソニックテクノストラクチャー」ののぼりがありました。
「地震に強い家」というキャッチフレーズに惹かれて拝見してみようという事になりました。
なぜ地震に強いのか、その理由と説明を聞いて、打ち合わせを重ねることに。
打ち合わせを重ねる中で、
「今日はパナソニックさんも来てますので何でも聞いて見てください」
はじめて営業さんの名詞に「パナソニックテクノストラクチャー」という文字と共に「○○住宅」と書かれている事に気付きました。
ん?これは一体…
今まで打合せしてたのは、ハウスメーカーさんの営業さんじゃないの?
後にわかって来た事なのですが、パナソニックテクノストラクチャーのモデルハウスの打ち合わせコーナーで相談を重ねていた営業さんは、パナソニックテクノストラクチャーというハウスメーカーの営業マンでは無く、パナソニックが開発した「パナソニックテクノストラクチャ-」という工法で住宅建築を請け負うパナソニックビルダーズグループに所属する住宅会社の営業さんでした。
では、地元にもビルダーズクループ所属の工務店があるのでは?
調べてみると、ごく近いところにパナソニックビルダーズグループの工務店がありました。
でもそこは、リフォームが中心の小さな工務店で注文住宅の請負数は多くは無さそうでした。
地元密着で信頼感のある工務店があれば、と思っていましたが、注文住宅の請負経験が少ないのはちょっと不安です。
なのであらためて候補に入れるのは止めにしました。
パナソニックストラクチャーというハウスメーカーだとばかり思っていたその施工会社は、注文住宅を多く請負う住宅会社で、地元ではなかったものの、大工さんも「下請けの職人さん」では無く、専属の職人さんでしたし一貫して施工をお任せできる事が安心材料となりました。
工務店かハウスメーカーか?で書いたようなハウスメーカーに対する懸念が払拭された事も決め手のひとつです。
ハウスメーカーの強み、工業化で安定した品質の材料と工法
パナソニックビルダーズはパナソニック開発の材料と工法で家を建てるので、工務店かハウスメーカーか?で書いたハウスメーカーのメリット、工場で一括加工された材料で品質の安定が期待できます。3階建てに必要な構造計算もパナソニックが行うというのも安心感がありました。
特殊な資材で広い空間でも耐震を確保
決め手になったのは、鉄を融合させた木材を使うことで、耐震性を損なわずに壁や柱が無い広い空間を実現出来ること。これは狭小住宅では大きなメリットでした。
耐震を損なわずにハングオーバーを採用できることが大きな決め手となりました。(詳しくはハングオーバーで耐震等級はどうなる?を参照してみてください。)